【葬儀後の豆知識】死後離婚について

死後離婚のメリット

死後離婚のメリットの写真

死後離婚のメリットとしては、相手側の遺産相続権や遺族年金の受給権が失われない点です。通常の離婚をしてしまうと、遺産相続兼、遺族年金において権利がありません。そのため、自分の働いて稼ぐ収入や年金暮らしの場合には、自分の年金などでその後をまかなう必要がでてきます。死後離婚の場合には、遺産の相続や遺族年金は受給できるため生活の安定につながる点は大きなメリットといえるでしょう。義両親の介護や扶養において、義務がなくなるということもメリットの一つです。義両親が一生安泰の暮らしをしているなら扶養などする必要がありませんが、いつどのような状態になるかわかりません。生活が厳しくなり助を求められた場合には、夫が亡くなったとしても関係が続いていることで扶養する必要性もでてきます。また、体が不自由な状況になれば介護を求められることもあります。このような状況にならないためにも、死後離婚をしておけばそのような心配をする必要がなくなります。また、相手側の親族関係を断てるというのもメリットです。親族との関係がわずらわしい、関わりたくない場合には、死後離婚により関係を終わらせることでその後の生活で親族がかかわる必要がなくなります。もう一つのメリットとしては精神面においてとても楽になるということです。今まではいろいろなものに耐えてきた、我慢してきたことに対してその後我慢する必要がなくしがらみから解放されるため精神面の安定につながります。